真夜中に気ままに語るお気に入りの音楽のお話を・・・ (2006年10月以前の日記は、他サイトから移動中です)
オリオン座からの招待状
2007-10-29 Mon 02:39
浅田次郎氏の小説の映画化。

昭和30年代、京都のとある町で名画を映し出して
町の人々の拠り所となった名画座「オリオン座」から、
時を経て閉館の至りになり、当事足を運んでくれた人々に
最後の上映のお知らせとして招待状が届いた。

当事、館主松蔵(宇崎竜堂)と妻トヨ(宮沢りえ)で
この映画館をきりもりしてきたが、そこへ田舎から
一人の青年、留吉(加瀬亮)がやってくる。
映画が終了しても青年は残り、ここで働かせてくれと懇願し
熱意を信じて、試しにと松蔵は彼を雇う。
思った以上の頑張りに松蔵も彼に期待をかける。
やがて松蔵は、病で倒れて死してしまうのだが
愛する映画館と愛するトヨを守ろうと、留吉は頑張るのだが
町は二人への噂と共に映画館から足が遠のく人も。
一時は怒りも覚えながらも留吉は愛する場所、愛する人の為に
自分の人生を傾けていく。

そこには、ひたむきな愛と優しい空間が存在する。
幼い時には、自分自身もそこに足を運んだ町の名画座が
こんな優しい思いに囲まれていたのかもしれないと
上原ひろみのメインテーマ曲の流れと共に
遥か彼方への思いを馳せれば、懐かしい甘い香りに包まれて
そこに笑顔のトメや留吉がいたのかもしれないと錯覚してしまう。

ちょうど渋谷に出てきていた上原ひろみファンの息子と
一緒に見ることになった映画。
先の見えぬ人生の向こうに迷走する彼には
ひとつの人生のあり方として、考える映画であったようだ。

激しい人生の映画もいい。
でも、こんな穏やかな空間の中での
生涯に渡る、スポットライトも浴びない
人々の拠り所になる空間を支え、愛を貫いた人生は
雑事に追われる日常の中で、忘れた思いをそこに
戻してくれる時間だった。

 オリオン座からの招待状

映画「オリヲン座からの招待状」オリジナル・サウンド・トラック 映画「オリヲン座からの招待状」オリジナル・サウンド・トラック
サントラ (2007/10/31)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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花・太陽・雨〜井上堯之氏ルート'66
2007-10-08 Mon 01:02
こんな感じで井上堯之氏のライブが聴けるなんて
思わなかったし、ハッピーだった。

いつも通う街、大船ハニービーでのライブ。
ライブ情報はネットからが多いけれど
ラーメン屋さんの張り紙に「え?」と足を止めた。

井上氏の66歳にかけて「INOUE66」と称して、
全国ライブハウス、ホールツアーを
今年から来年にかけて行っているらしい。

予約は結構直前だったけれど、
ライブを知ってから指折り数える日々。

6月には新潟の大学での講演(+ミニコンサート)と
町でのライブがあって、大学での講演は
息子に行ってもらって様子を聞いていた。
ライブハウスでの盛り上がりを書き込みで知って
羨ましく思ったが、なんと秋になって近くでもあるなんて
ハッピーと言う言葉しか見当たらなかった。

そう、それで当日。
「ミュージシャン」と言う言葉そのものの井上氏がいた。
アルバムの中から、いろいろな曲を弾き語ってくれて
アルバム井上堯之の世界からは・・・
「見上げてごらん夜空の星を」「悲しくてやりきれない」
そして、「Feelingly」から・・・
「街角パントマイマー」他。

やはり私にはスパイダースもだけれども
ソロよりPYGや井上バンドでの氏が一番印象深い。

ご存知、「太陽に吠えろ」のイントロ部は弾いてくれたが
PYGの曲から2曲。
あの弦を弾くイントロが聴こえれば
それはもう「花・太陽・雨」
それなりの年齢ばかりでなく、その時代に生まれて
なかっただろう人も一緒に合唱になる。
そして「自由に歩いて愛して」
名曲だよな〜PYG、素晴らしいバンドだったよな〜
なんて思いつつ、歌詞が自然に出てくる自分。

ライブ後はライブ前に買ったCDにサインをして
下さると言うので、サインももらい、いろいろ
お話も出来たけれど、ほろ酔い加減で
優しさのオーラで包んでくれた井上氏は
ライブでの歌といい、人間としての穏やかさといい
紆余曲折があって、今いい年を迎えて
さらにロッカーであり自然人で生きていく氏の魅力が
こちらをとても幸せの空間においてくれるライブだった。

ちょっと井上フリークが始まりそう。


FeelinglyFeelingly
(2007/07/25)
井上堯之 MINDLESS JOHN TRIO

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